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05_不動産の有効活用

アウトライン

1|土地の有効活用の形態

1.

(1)

①集合住宅
◎[需要]がある程度安定(収益性はファミリー向け[<]ワンルーム)。
×[空室]リスクあり。
②オフィスビル
◎収益性が高い
×[景気変動]に左右されやすい
③駐車場
◎[借地権]がないので法的トラブルが発生しにくい。
×[機械式]駐車場の場合、初期投資が大きい。
④ロードサイド店舗
◎[交通量]の多い道路沿いなら高い収益が見込める。
×[広い敷地]が必要。

2|土地の有効活用の事業手法

1. 

(1)  

①自己建設方式
土地所有者が自ら企画・資金調達・建築等を行うもの。収益は自分のものとなるが、手間もリスクも大きい。
②事業受託方式
土地活用の全てを業者=デベロッパーに[任せる]方法。
③建設協力金方式
土地所有者が入居予定の[テナント]から保証金=[建設協力金]を預かり、建物の建設費に充てるもの。
④土地信託方式
信託銀行に土地を信託して[配当]を受け取るもので、信託終了後は、土地建物はそのまま土地所有者に引渡される。
⑤等価交換方式
土地所有者が土地を提供し、その土地にデベロッパーが建物を建てて完成後の土地と建物の[権利]を、[資金提供]割合(土地価格と建築費の割合)で[分ける]方法。
⑥定期借地権方式
定期借地権を設定して土地を貸す方法。

3|不動産投資利回り

不動産投資では採算の検討が必要だが、その評価手法として投資利回りがある。これは投資額に対する収入の割合をいい、[単純]利回りや[NOI]利回りがある。

1. 

(1)  

①単純利回り(表面利回り)
諸経費を考慮しない単純な計算だが精度は低い。
単純利回り=(年間総収入 / 投資総額)×100
②NOI利回り(純利回り、実質利回り)
諸経費を考慮する、精度の高い計算。
NOI利回り={(年間総収入 - 年間[諸経費])/ 投資総額 }×100